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積雪が少なくとも雪崩に注意 寒河江市で山岳遭難救助訓練 急な天候の変化も

2024年2月27日 17:31
積雪が少なくとも雪崩に注意 寒河江市で山岳遭難救助訓練 急な天候の変化も

山形県内で冬山での山岳遭難が相次ぐなか、27日、寒河江市で救助訓練が行われました。

訓練には、寒河江警察署の署員で山岳遭難救助隊の9人が参加しました。訓練は月山スキー場でスキーヤーが遭難し、救助が必要だという想定で行われました。隊員はまず、ブルーシートや寝袋などを重ねて要救助者を包み、低体温症を防ぎます。
蔵王では2月8日、登山中の70代と80代の女性2人が低体温症とみられる症状で動けなくなり救助されています。

寒河江警察署山岳遭難救助隊外塚雄策隊長「いかに早く低体温症を防いで下山させるかということに重点をおいて訓練している」

今シーズンは、暖冬で山の積雪は少ないものの、寒暖差が大きく雪崩の危険性が高まっているといいます。また、いまの時期は、急な天候の変化にも注意が必要です。

寒河江警察署山岳遭難救助隊外塚雄策隊長「雪山は天候が急に変わって下は雨でも山を登れば雪ということがある。油断せず十分気を付けて山を楽しんでほしい」

8日には米沢市の西吾妻山で60代の男性が遭難したとみられ現在も発見には至っていません。警察では、冬山に入る場合は、1人ではなく、複数人で行動することや万全な装備を整えることなどを呼びかけています。

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