「かっこいいと思った」22歳の女性クレーン運転士 夢実現へ事務職から転身 山梨
甲府市の建設会社に県内でも珍しい女性のクレーン技師がいます。昔からの夢をかなえるため、事務職からの転身を果たした22歳の女性を取材しました。
道路などの基礎工事を手がける甲府市上町の「山本基礎工業」です。
こちらで80トンのクレーンを動かしている女性。22歳の若手社員、河西帆絵夢さんです。
高校卒業後、事務職として山本基礎工業に就職した河西さんですが、去年春に「移動式クレーン運転士」の国家資格を取得しました。
クレーン技師 河西帆絵夢さん
「小さい時に祖父がクレーンより小さいバックホー(油圧ショベル)という機械に乗っていてかっこいいと思った」
昔からの夢だったというクレーン技師への挑戦。当初は驚かれましたが、夢を叶えたいという河西さんの思いに周囲が協力してくれたといいます。
山本基礎工業 山本武彦 社長
「正直驚いた。女性にこの業界にさらに参画してもらえる手始めになれば。全国各地に現場に出てもらって後輩を育てていく姿を望んでいる」
会社によりますと、県内で大型のクレーンを操作できる女性運転士は河西さんひとりだということです。
クレーン技師 河西帆絵夢さん
「上手くいかないこともあるが、だんだんと出来るようになって楽しいなと思う。周りの人からも信頼されるように乗っていきたい」