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山梨放送

信玄の父「武田信虎公像」が特別公開 国の重要文化財 菩提寺・大泉寺で 山梨

 武田信玄の父・信虎の菩提寺、甲府市の大泉寺で23日、国の重要文化財「武田信虎公像」が特別公開されました。  甲府市古府中町の大泉寺です。信玄の父・信虎が創建した古刹で、本堂の裏には信虎の墓所があります。特別公開されたのは三男・信廉が父・信虎の晩年を描いたと言われる「武田信虎公像」で、国指定の重要文化財です。 湯之奥金山博物館 信藤祐仁 館長 「僧侶の姿をしていて、眼光鋭く怖いような…かなり性格がきつかったのかもしれない」  大泉寺では信虎と信玄が使ったとされる仏像を安置した笈(おい)なども公開されました。ツアーに参加した歴史ファンらは長男の信玄に追放される悲運をたどったものの、甲斐の国を統一し戦国大名・武田氏の基盤を築いた信虎の遺徳をしのんでいました。 ツアー客は 「険しい中にも力強さや生命力の強さを感じて感動した」「大事な文化財を身近に見られるのは素晴らしいことだと思うし、参加してよかった」  甲府市の担当者は「貴重な文化財の価値を多くの人に伝えたい」と話しています。

10月23日 19:46