「おとがめなし、なぜ?」山梨知事の1182万円不記載 “処分せず”幕引きの自民に県民から疑問の声
長崎知事が代表を務める資金管理団体の不記載問題について、自民党が「説明責任を果たしている」などと知事の“不処分”を決めたことを受け、県民からは疑問の声が上がっています。
この問題は長崎知事が代表を務める資金管理団体が2019年に自民党二階派から受け取った現金1182万円を「失念していた」として政治資金収支報告書に記載せず、金庫で保管していたものです。
自民党県連の森屋宏会長は14日、長崎知事の処分について党本部の森山裕幹事長から回答があったと明らかにしました。回答では不記載問題について、長崎知事が「説明責任を果たすことに努め、県連の常任顧問も辞任した」ことなどを理由に「党紀委員会には諮らない」としました。
自民党県連 森屋宏 会長
「引き続き知事には県民に対し、説明責任を果たしてもらいたい」
長崎知事の不記載問題について、事実上の「処分なし」で幕引きを図った自民党の対応に県民からは厳しい声が聞かれました。
県民は
60代女性「信じられないですね。申告しなければ私たちだったら脱税で捕まると思うんです。なぜおとがめなしなのか、さっぱりわからない」
70代男性「世の中のすう勢とは全然違うことが山梨県でまかり通っているので非常に問題だと思う。もっと納得がいく説明が欲しいですね」
自民党の「処分しない」との決定を受け、長崎知事は16日、「今後も政治家として果たすべき責務は県民目線に立って考え、取り組んでいく」とコメントを出しました。