小林製薬「紅麹問題」 香港系投資ファンドが会社側に、前会長らに損害賠償求める裁判を起こすよう請求
小林製薬の「紅麹問題」をめぐり、会社側が株主の香港ファンドから前会長らに対し損害賠償の訴えを起こすよう求められていたことがわかりました。
小林製薬によりますと、「物言う株主」として知られ、小林製薬の株を7.54%保有している香港系の投資ファンド「オアシス」が、小林一雅前会長と小林章浩前社長、 山根聡社長と社外取締役4人のあわせて7人に対し、損害賠償を求める訴えを起こすよう会社側に請求したということです。
紅麹問題によって会社に損害が生じたことが理由で、請求額は100億円を超えていて、 11月22日付で会社側に送られてきました。会社側が訴えを起こさない場合、オアシスが株主代表訴訟を起こすことができます。小林製薬は、「会社法に基づいて監査役が調査・検討のうえで判断する」とコメントしています。