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四国電力 新社長に宮本喜弘常務

2024年4月26日 18:51
四国電力 新社長に宮本喜弘常務

 5年ぶりのトップ交代です。高松市に本店を置く四国電力は、長井啓介社長の後任に宮本喜弘常務を充てる人事を発表しました。

(新社長に内定した宮本喜弘常務)「カーボンニュートラルなど新たな時代の要請にも柔軟に対応して、四電グループの持続的な成長発展が実現出来る様、私自身が先頭に立ってさまざまな経営課題に全力で取り組んで参りたい。」

 新社長に内定した宮本喜弘常務は、徳島県出身の61歳。京都大学工学部を卒業後、四国電力に入社し、経営企画部長などを経て、2021年から取締役常務執行役員を務めています。

 トップ交代の背景には、厳しい経営環境が続く中、電気事業と、それ以外の事業との両立に向けた体制強化などがあげられます。トップの交代は5年ぶりで、長井社長は会長へ、佐伯会長は特別顧問に就任予定で、6月26日の株主総会後の取締役会で正式決定します。

 また今年3月まで1年間のグループ全体の決算も発表され、経常利益は800億円。最終的な儲けを示す純利益は605億円で、共に3年ぶりに黒字となり、過去最高益も更新しました。一方で今年度の業績見通しは、燃料費調整額の収益差のずれがなくなることなどから、大幅な減益を想定しています。