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BCGワクチン 通常より濃い濃度で接種 綾川町国民健康保険陶病院 最長で8年

2024年4月25日 18:41
BCGワクチン 通常より濃い濃度で接種 綾川町国民健康保険陶病院 最長で8年

 香川県綾川町内の病院で、1歳未満の子どもに接種する結核予防のBCGワクチンが、通常より濃い濃度で接種されていたことがわかりました。最長で8年間に渡るということです。

 誤って接種されていたのは、綾川町国民健康保険陶病院のBCGワクチンです。病院によりますと、最長で2016年4月頃から先月8日まで、通常より濃いワクチンを使用していました。乾燥ワクチンを液体にする際使用する生理食塩液の量が、0.05ミリリットル足りなかったということです。

(陶病院 大原昌樹院長)「懸濁(溶かす)方法を確認してやるべきでありましたけども、前任または同僚から口頭で説明された方法で行っていたということが要因と考えられます。」

 期間中に接種を受けた712人の内、該当するのは7割程度とみられますが、副反応については明らかな事例は報告されていないということです。病院は院内に窓口を設置して保護者からの相談を受け付けていて、今後、複数の職員で確認を行うなど、再発防止を徹底するとしています。

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