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NYダウ 小売りやエネルギー関連株が上昇

2019年8月29日 7:57

28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、小売りやエネルギー関連株が上昇したのをきっかけに幅広く買われ、ダウ平均株価は反発して取引を終えている。

28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比から258ドル20セント高の2万6036ドル10セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も29.94ポイント上げて7856.88で取引を終えている。

この日はアメリカの債券市場で10年物の国債の金利が、2年物の金利を下回る「逆イールド」が続いたことやイギリスがEU(=ヨーロッパ連合)から「合意無き離脱」をする可能性が高まったことで朝方は売りが先行した。

一方で、市場予想を上回る決算を発表した「ティファニー」が上昇したのをきっかけに小売り関連株が買われた。また、原油先物価格の続伸を受け、エネルギー関連株が買われると投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが広がり、ダウ平均は最終的には258ドル高となった。

市場関係者は「アメリカと中国の貿易摩擦について新たに悪い材料が出なかったこともこの日はプラス材料だった」と話している。