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夏の必需品“ハンディファン” バッテリー破損で爆発する危険性も 「強い衝撃を与えたら使用を中止して」

2024年7月8日 11:24
夏の必需品“ハンディファン” バッテリー破損で爆発する危険性も 「強い衝撃を与えたら使用を中止して」

7月4日、名古屋市では最高気温35.1℃を記録し、今季一番の暑さとなりました。この暑さを乗り切るための必需品となっているのがハンディファン(携帯用扇風機)です。

街で観察してみると、手に持つタイプや首から下げるものなど、種類や色もさまざま。名古屋市中村区にあるハンズ名古屋店の売り場を訪ねると、この暑さからかハンディファンを買い求めに来た人の姿がありました。

同店では約40種類のハンディファンを展開していますが、その中でも特に売れているというのが、大風量タイプの手持ちのハンディファン「シルキーウィンドモバイル3.1」(税込2980円)。最大4段階の風量調整ができるだけでなく、首から下げたり卓上に置けたりと、1台でさまざまな用途での使用が可能です。

他にも、首筋などにあてて涼む冷却プレート付きのものや、日傘やベルトなどにつけることができるクリップタイプのものなども人気があるといいます。

スタッフの清水さんによると、今年は去年の同時期と比べ、約2倍の売れ行きだということです。

「充電していたら急に煙みたいなのが…」

便利で快適なハンディファンですが、街の人にインタビューしていると「充電していたら急に煙みたいなのがでてきちゃって」という声も聞こえてきました。使用に注意しないと思わぬ危険もあるようです。

製品の安全評価などを行うNITEによると、強い衝撃によりバッテリー内部が破損したまま使用すると、爆発する危険があるといいます。

実際に、ハンディファンの事故は、2019年度から2023年度にかけて「充電中の扇風機が破裂した」など、あわせて51件報告されているということです。(※2024年6月時点)

NITEは「ハンディファンを購入する際は製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とし、もしも強い衝撃を与えてしまった場合は使用を中止して、製造・輸入事業者や販売元の修理窓口に相談するように」と注意を呼びかけています。