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【台風10号】引き続き土砂災害に厳重警戒を 走行中の車に木が倒れガラスが…

2024年8月30日 11:01
【台風10号】引き続き土砂災害に厳重警戒を 走行中の車に木が倒れガラスが…
台風10号は熊本から遠ざかりつつありますが、県内の一部は30日午前10時時点で避難指示が継続していて、引き続き土砂災害への厳重な警戒が必要です。

■緒方大樹記者(29日・人吉市)
「午前9時過ぎの人吉市です。時折、ぐっと押し出されるような風が吹いています」

台風10号の影響で、益城町では29日午前、最大瞬間風速30.3メートルを観測しました。あさぎり町の伊勢皇大神宮では、高さ10メートルを超える柏の木が倒れました。

大津町では走行中の車に木が倒れ、フロントガラスが割れたほか、県内では風の影響で電線が切れ停電も発生しました。

■天草市の住民インタ
「電気が全くつかない。防災無線でさえ役に立たない」

九州電力によりますと、現在も約850戸が停電しています。(30日午前9時半現在)

また、湯前町では降り始めからの雨量が500ミリを超え、平年の8月1か月分を上回りました。(517.0ミリ・27日午前6時~30日午前9時)

今後も、多い所で1時間50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、30日日中にかけ線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

熊本県によりますと、八代市で80代女性が風にあおられ転倒するなど4人がけがをしたということです。