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【山口天気 夕刊11/27】師走の始まりに向けて いっそう冬らしい寒さへ…あす28日(火)は風の冷たさ増し 夜は朝より寒い!

2023年11月27日 18:34
【山口天気 夕刊11/27】師走の始まりに向けて いっそう冬らしい寒さへ…あす28日(火)は風の冷たさ増し 夜は朝より寒い!
この先の予想気温変化

時間が経つのは早いもので、もう11月も最後の週です。
「秋本番を感じる日が短い」という声をよく聞きますが、その感覚をデータで確認してみました。

秋らしい気持ちいい陽気を人間が一番快適に感じるのは、最高気温17~23度の間、といわれています。
そこに、秋晴れにもなった、という要素として、日照時間が5時間以上あった日、という条件も加えて、秋の陽気の条件を満たした日を今年の秋、山口市内で見ていくと、今年の秋は、9月はゼロ、10月は2日、11月は、きょう27日(月)を含めて10日ありましたが、3ヶ月間続く秋の中で秋らしい気持ちのいい日は全部でたった12日…
ここ近年、夏が長引き、冬の訪れが少し早くなって秋が短くなる、という傾向がみられますが、今年は、それが特に顕著に現れた秋だった、と言えそうです。

そして、きょう27日(月)が、秋の快適さを感じる、今年最後の日となる模様です。
日本海の低気圧から伸びる寒冷前線が、今夜、本州を通過していくことで、今夜の山口県内は一時雨の所があり、その後、28日(火)にかけては等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置に変わる見込みです。

あす28日(火)の山口県は、西~北寄りの風が吹き、冷たい空気=寒気がどんどん流れ込んできます。
この寒気の影響で、日中は一時、時雨模様のにわか雨の所があるほか、風の冷たさが時間とともに増していき、夜は朝よりもグッと寒さが増してくる見込みで、真冬の装いが必要となります。


また、この先も小刻みに気圧の谷が通過し、水曜日は午後、木曜日は午前中心ににわか雨の所も。
そして寒気の流れ込みも徐々に強まっていき、日々、寒さも増していきます。
12月スタートとなる金曜日は、山口市中心部で最高気温でも10度に届かない可能性があり、師走の始まりは、いきなり年末年始並みの寒さとなる見込みです。

師走の始まりに向けて、いっそう冬を実感する寒さの日が多くなることを踏まえ、シッカリ暖かな服装の心がけを。
そして体調管理に気をつけて健康で師走を迎えましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)