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地震が及ぼす認知症への影響は? 金沢大学などが対面調査

2024年6月24日 19:04
地震が及ぼす認知症への影響は? 金沢大学などが対面調査
能登半島地震により、認知症の高齢者への影響が懸念されるなか、金沢大学などでは、実際にどのような影響があったのか調査を進めています。

調査を行っているのは、金沢大学 脳神経内科学の小野賢二郎教授や東北大学などです。
地震が高齢者の認知機能に及ぼした影響を調べるためことし4月から七尾市中島町に住む65歳以上のおよそ2400人にアンケート調査を実施。
24日からは対面での調査を始め、初日は、およそ90人に対し、問診や認知機能、運動機能などの検査を行いました。

金沢大学では、この地域で、2006年から認知症に関する調査を進めていて地震後の結果と比較することで認知機能を低下させる原因を明らかにするとしています。

金沢大学 脳神経内科学・小野賢二郎 教授:
「今回こういった地震によって健康状態、あるいは我々の専門とする認知機能そういったところにどういった影響を及ぼしているかを今回調査したいと思って始めました」

この調査は3年間にわたって行われる予定です。