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都知事選 最終盤 各陣営は戦略変化させ…

2024年7月5日 5:42
都知事選 最終盤 各陣営は戦略変化させ…
決戦まであと3日となりました。最終盤となった東京都知事選挙で、各陣営が戦略を変化させています。中には“完全非公開”の会合に出席し、支援を訴えた候補者もいるようです。

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2日、都庁のすぐ近くにあるホテルでは…

「小池都知事が都内のホテルに入っていきました」

現職の小池百合子氏が出席したのは、完全非公開の“ある会合”です。その会合の出席者が撮影した映像には…

東京都知事 小池百合子氏
「お支えいただきましたみなさま、心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございます」

“緑のたすき”をかけ、“のぼり”も壇上に掲げ、演説する小池氏の姿がありました。

多くの人が集まっていたこの会合。実は、自民党の東京都連が、主に自民党を支援する各種の業界団体などに呼びかけたものでした。

ただ、「自民党」の文字は、会場のどこにも見当たらず…。その理由について、自民党議員は…

自民党議員
「裏金事件の逆風もあり、表立った活動はできない。ステルス支援だ」

こうして開かれた“非公開の会合”。出席者には、小池氏の“ビラ”が配られていました。

会合の出席者
「うまいやり方なんじゃないの。(出席者の)ほとんどは自民党支持者だから」

選挙戦最終盤。“自民党色”を消している小池氏自ら、“組織票固め”に動いた形です。

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その小池氏を追いかけるのが、“挑戦者”の蓮舫氏。

前参議院議員 蓮舫氏(4日午後6時ごろ)
「都知事にぜひ選んでいただきたいという思いを強くしています」

終盤戦、強く打ち出しているのが…

前参議院議員 蓮舫氏
「会いに来ました。会いに来てくれてありがとうございます」
「会いに来ました! 蓮舫です!」

繰り返しているのは“会いに行ける蓮舫”。

公務優先の小池氏とは対照的に、人が大勢集まる場所に出向いて“身近な存在”をアピールしています。

──小池氏との差別化やアピールの仕方は?

前参議院議員 蓮舫氏(4日午前 東京・世田谷区)
「もう会いに行ける蓮舫の一言に尽きると思います。(小池氏が)公務がお忙しいのは分かりますけど、私は一人でも多くの皆さんに政策をお伝えしたい」

   ◇

一方、蓮舫氏と同じく小池氏を追うのは、広島県安芸高田市の前市長、石丸伸二氏です。

戦略の柱の一つがYouTubeなどのSNS。“ネット世代”を中心に支持を広げてきています。

ネットでボランティアを募集すると、5000人以上が応募。全国各地からの応援メッセージも、原動力になっているといいます。

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「どんどん熱が集まっていく、その場所に今なれている気がします」

そして今、もう一つの戦略で狙うのは支持層の拡大です。石丸陣営の選挙戦略の司令塔は…

選挙戦略を担当 藤川晋之助氏
「高齢者層とか女性層にうちは弱いんですね。だから下町作戦を繰り返してきたんです。まだまだ底上げできるし、伸びしろはあると思います」

課題となっているシニア層の支持を、下町などに足を運ぶことで獲得したい考えです。

   ◇

元航空幕僚長の田母神俊雄氏は4日夜、“トー横キッズ”と呼ばれる若者らとの座談会を開催。さらに“ラップバトル”を通して政策を訴えました。

ラッパー(東京・新宿 4日午後7時半ごろ)
「あなたはいったい都知事になって何がしたい?」

元航空幕僚長 田母神俊雄氏
「都知事になったらまず都民税の減税!」

ラッパー
「日本人と外国人。何がいけないか。あなたの言葉で聞かせてくれよ」

元航空幕僚長 田母神俊雄氏
「東京都は東京都民に厳しくて、外国人に甘すぎる。だから東京都民の生活を第一に私は考える」

   ◇

“七夕決戦”の投開票日まであと3日。都知事選には、ご覧の方々も立候補しています。

(7月4日放送『news zero』より)

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