“注目候補”のSNS戦略は? 小池氏“大バズり” 蓮舫氏“自然な姿” 石丸氏“拡散” 田母神氏“ぼやき” 都知事選
◇
自宅を紹介する動画などをSNSに投稿している小池百合子氏。ほかにも、これまでの実績などを伝える「AIゆりこ」など、SNSでの発信に力を入れていて、中には再生回数が1700万回を超えるものも出ています。
その制作の裏側は…。
演説会の直後、控室に行くと、パソコンと向き合うスタッフが…
小池陣営 ボランティアスタッフ
「ショート(動画)でも使えるところを探している」
演説会の映像から、“使いどころ探し”が始まっていました。
小池陣営 ボランティアスタッフ
「小池知事の人となりとか、SNSで発信していけると」
◇
一方、前参議院議員の蓮舫氏は…
蓮舫氏
「かわいい『うるるくん』をどうぞ」
視聴者とリアルタイムでやりとりができる、“ライブ配信”に力を入れていました。
前参議院議員 蓮舫氏(3日午後6時すぎ)
「東京都が婚活アプリを作る。発想があまりにも違うと思っているんです」
鋭く切り込む様子から、“怖いイメージ”を持たれがちだという蓮舫氏。
蓮舫氏のSNS担当 西崎つばさ都議
「彼女が持っている柔らかさや、政治家として抱えてきた苦悩を、身近に感じてもらえるようなことを考えて発信しています」
“自然な姿”を見せて、有権者との距離を縮める作戦です。
◇
そして、これまでも積極的にSNSを活用してきた広島県安芸高田市の前市長、石丸伸二氏の戦略は…
スタッフ
「SNSの拡散お願いします」
演説の様子を人々に撮影してもらい、投稿を増やし、“拡散”させることです。実際に、ユーチューブで「石丸伸二」と検索してみると…
記者
「非公式動画も結構あがってますね。この動画は再生回数が100万回を超えています」
石丸氏の選挙戦略を担当 藤川晋之助氏
「彼自身が『私YouTuberの石丸です』と言うくらい、一番(SNSを)駆使できている人間だから、ストレートに効果が出ている」
繰り広げられるSNSでの激戦。
◇
75歳、元航空幕僚長の田母神俊雄氏は…
“としおのぼやき”というタイトルの動画を投稿。田母神氏が“短い時間で自由に語る”シリーズです。その撮影現場は…
広報担当者
「いつも通りの“ぼやき”を撮ってください」
元航空幕僚長 田母神俊雄氏
「そんなぼやかないんだけど、ぼやいちゃおうかな」
「(政治家は)自分たちの都合優先になっちゃってるのかな…」
「だからやっぱり学校の教育をね…」
ぼやき続けること、4分。
事務所スタッフ
「20秒くらいで…」
元航空幕僚長 田母神俊雄氏
「あっ20秒か」
事務所スタッフ
「ぼやきなんでさくっと、ショート動画撮っていくんで」
田母神事務所 広報局長 池下宰史さん
「(田母神さんの)素の部分出すことに終始して、その部分を皆さんに伝えていこうというのをメインに考えています」
◇
今月7日に投開票が行われる、都知事選には、ほかにもご覧の方々が立候補しています。
(7月3日放送『news zero』より)