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“七夕決戦”まであと3日 “戦略にも変化” 最終盤の東京都知事選

2024年7月4日 21:22
“七夕決戦”まであと3日 “戦略にも変化” 最終盤の東京都知事選
次の“東京のリーダー”を決める東京都知事選の投開票日まで、あと3日です。選挙戦の裏側と、ラストスパートをかける候補者たちを取材しました。

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都庁すぐそばのホテル。

記者(東京・新宿区 2日)
「小池都知事が都内のホテルへと入っていきました」

この日、現職の小池氏が出席したのは完全非公開の“ある会合”。出席者が撮影した映像を見ると、多くの人が集まっています。そして壇上には、緑のたすきをかけ、身ぶり手ぶりで訴える小池氏の姿が。

東京都知事 小池百合子氏
「(2期8年の間)お支えいただきましたみなさま、心から感謝を申し上げます! 誠にありがとうございます!」

実はこの会合、自民党の東京都連が、主に自民党を支援する各種の業界団体らに呼びかけたもの。

自民党の東京都連は小池氏を支援していますが、会場のノボリや配られたビラには「自民党」の文字はありませんでした。

その理由について、自民党議員は…

自民党議員
「裏金事件の逆風もあり表立った活動はできない。ステルス支援だ」

こうした中、開かれた“非公開の会合”。

東京都知事 小池百合子氏
「首都防衛をしていきたい。皆さんどうぞよろしくお願い申し上げます」

選挙戦の最終盤、これまで“自民党色”を消していた小池氏自ら、“組織票固め”に動いた形です。

出席者は…

会合の出席者
「うまいやり方なんじゃないの。(出席者の)ほとんどは自民党支持者だから」

その小池氏は4日、幼稚園を視察するなど“公務を優先”しながらの選挙戦が続きます。

   ◇

この現職・小池氏を追いかけるのは挑戦者の蓮舫氏。4日、朝の通勤時間帯、人通りの多い駅前でビラを配り、支持を訴えます。

選挙戦の終盤。蓮舫氏が強く打ち出しているのが…

前参院議員 蓮舫氏
「会いに来ました。会いに来てくれてありがとうございます」
「会いに来ました! 蓮舫です!」

繰り返しているのは“会いに行ける蓮舫”。

公務優先の小池氏とは対照的に、人が大勢集まる場所に出向いて“身近な存在”をアピールしています。

前参院議員 蓮舫氏
「動く形で“会いに行く蓮舫”をやろうと思ってます」

さらに“ある変化”も。

記者
「街宣車に自ら乗り込んで街を回っています」

これまであまり行ってこなかった選挙カーに乗った活動も本格化。

前参院議員 蓮舫氏
「ありがとうございます。ありがとうございます」

自ら“会いに行く”スタイルで追い上げを図っています。

──小池氏との差別化やアピールの仕方は?

前参院議員 蓮舫氏
「“会いに行ける蓮舫”の一言に尽きると思います。(小池氏が)公務がお忙しいのは分かりますけど、私はひとりでも多くの皆さんに政策を届けたい」

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一方、蓮舫氏と同じく小池氏を追うのは、広島県安芸高田市の前市長、石丸伸二氏です。

安芸高田市前市長 石丸伸二氏(東京・新宿区 4日正午ごろ)
「次世代の期待に応える、かっこいい大人の姿を見せてあげましょう」

街頭演説を行えば、平日の昼間でも人だかりができます。“ネット世代”を中心に支持を広げてきた石丸氏。戦略の柱のひとつがYouTubeなどのSNSです。

ネットでボランティアを募集すると、5000人以上が応募。全国各地からの応援メッセージも原動力になっているといいます。

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「どんどん熱が集まっていく、その場所に今なれている気がします」

迫る“七夕決戦”。もうひとつの戦略で狙うのは、支持層の拡大です。石丸陣営の選挙戦略の司令塔は…

選挙戦略を担当 藤川晋之助氏
「高齢者層とか女性層にうちは弱いんですね。だから下町作戦を繰り返してきたんです。まだまだ底上げできるし伸びしろはあると思います」

“残り3日が勝負”と語る陣営は、課題となっているシニア層の支持を、下町などに足を運ぶことで獲得したい考えです。

   ◇

元航空幕僚長の田母神俊雄氏は…

元航空幕僚長 田母神俊雄氏(東京・目黒区 4日午後)
「今、日本の状況、東京の状況、これを大変憂いています。私は今の日本の状況を見て、まず東京都の都民税を下げます!」

   ◇

“七夕決戦”の投開票日まであと3日。都知事選には、ご覧の方々も立候補しています。

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