約1000人が尽力…大船渡の山林火災、援助した神奈川県消防が宿営撤収「鎮圧後の残火処理でも約30か所」
岩手県大船渡市の山林火災で消火活動を行っていた神奈川県の緊急消防援助隊が13日朝、宿営していた気仙沼市から引き揚げた。
先月26日に岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災は、懸命な消火活動で今月9日に鎮圧が発表された。
神奈川県の緊急消防援助隊は、今月3日から気仙沼市総合体育館に宿営し3次に渡って92の部隊、約1000人が住宅への延焼阻止や残り火の処理に尽力した。
隊員たちは宿営場所の提供に感謝しホワイトボードにメッセージを残して神奈川県に向けて出発していった。
緊急消防援助隊 神奈川県大隊星岳成大隊長
「鎮圧後の残火処理でもだいたい30か所ぐらいの火源を見つけ消火を行った。また巡回警戒で市民に安心感を与えることができたことは一定の成果があったと考えております」
隊員たちの労をねぎらい、地元の人たちが手を振りながら見送っていた。