『ダッフィー&フレンズ』誕生から20年 これまで7人登場 “愛され続ける秘密” 担当者を取材
2005年、東京ディズニーシーに誕生した『ダッフィー』。長い航海に出るミッキーマウスが寂しくないようにと、ミニーマウスが作ったくまのぬいぐるみで、登場当時は携帯電話やバッグにつけて持ち歩くスタイルが社会現象にもなりました。
また、これまでイベントごとに発売されてきたコスチュームを着たダッフィーたちのグッズも人気の1つとなりました。
■愛されているのは「優しい世界観のストーリー」
商品開発部で『ダッフィー&フレンズ』を担当する郷有佳里さんに、ダッフィー誕生当時や、キャラクターたちが20年愛され続ける秘密などを聞きました。
――ダッフィーはどんな思いから誕生したキャラクターでしょうか︖
ダッフィーは2005年12月26日に東京ディズニーシーでデビューしました。航海に出るミッキーが寂しくないようにとミニーが贈ったくまのぬいぐるみです。ダッフルバッグに入っていたことから、ダッフィーと呼ぶことにしました。
――新しいキャラクターでしたが、当初はどのように⼈気を集めていたのでしょうか︖
デビュー後しばらくしてから、ダッフィーのぬいぐるみを東京ディズニーシーの中で持ち歩いて、写真を撮ったりしながら楽しむゲストが増えました。多くのゲストが持ち歩いている様子が話題にもなり、ダッフィーが認知されるようになったと思います。また、パークからおうちに連れて帰って飾ってもらい、ダッフィーがゲストの日常に寄り添うことでたくさんのゲストに愛されるようになったと思います。
――誕生から5年後の2010年には、ケープコッドでショーを⾏うまでになりました。当時を振り返っていかがですか︖
ケープコッド・クックオフのショー、『マイ・フレンド・ダッフィー』ではダッフィーの誕生や、ミッキーと冒険の旅に出るまでのストーリーを上演していました。ショー形式にすることで、よりストーリーが伝わり、ダッフィーに愛着をもっていただくきっかけにもなったのではないかと思います。
――誕生から20年。なぜダッフィー&フレンズは愛されているのだと思いますか︖
ぬいぐるみのふわふわの手触りや見ているだけで癒やされる見た目はもちろんですが、ダッフィー&フレンズの特徴として、優しい世界観のストーリーがあります。ダッフィーたちがお互いのことを思い合っていたり、助け合ったりする姿に、ゲストの皆さんが経験したことのある気持ちが重なり、長く愛していただけているのだと思います。
また、東京ディズニーシーでは、今年4月8日からはダッフィーの20周年イベント『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』が行われます。ダッフィー&フレンズだからこそ見つけられる幸せをテーマに、カラフルなデコレーションが登場するほか、グッズやメニュー、キャラクターグリーティングなど様々なコンテンツで20周年をお祝いするイベントになっているということです。