アグネス、「ユニセフ議員連盟総会」でソマリアの現状報告
日本ユニセフ協会大使を務める歌手のアグネス・チャン(54)が23日、東京・永田町の参議院議員会館で開催された「ユニセフ議員連盟総会」に出席し、2月に視察したソマリアの現状報告をした。難民キャンプで栄養失調に苦しむ子供たちや、根強い女性差別の実状を訴え、「お母さんや少女たち1人1人から話を聞くことができた。家族が亡くなったことなどを聞いてつらかった」。根深い問題となっているFGM(女性器切除)についても「阻止すべき」と力強く語った。日本の子供たちの未来も「いろんな問題に直面している」と危惧(きぐ)し、「児童ポルノなどで悲しい思いをしている子供がたくさんいる。政府は法改正をしっかりしていただきたい」と切望した。