松竹が14日、今月26日に公開予定だった映画「唐山大地震　-想い続けた32年-」の初日を延期することを発表した。11日に発生した東北地方太平洋沖地震の被災地に配慮したもの。1976年に中国で実際に発生した震災で引き裂かれた、ある家族の32年に渡る絆（きずな）と心の復興を描いた作品で、劇中の唐山大震災と四川大地震を再現したシーンや被災者の救出シーンなどの描写が、時節柄上映するにはふさわしくないと判断した。予定していた披露試写会、舞台あいさつなどのイベントも全面延期。すでに世に出ている一部広告なども、可能な限り公開延期の告知に切り替えていくという。新たな公開情報は決まり次第、公式ホームページなどで報告する。