英・ロンドンで日本食のコンテスト 優勝した外国人シェフが使った意外な食材は…
イギリス・ロンドンで外国人のシェフが腕を競う日本食のコンテストが行われました。優勝したシェフが使った食材は、意外なものでした。
ロンドンで行われた、外国人のシェフによる日本食のコンテスト。課題は、「5種類の前菜」で、世界各国から集まったシェフが腕をふるいます。
2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されて以降、去年までの10年間で、世界の日本食レストランはおよそ3倍に増えました。
審査員 林大介シェフ
「季節・文化・風習・風土が料理にすべて詰まっていますので、背後にある文化を外国の人にも知っていただくのもすごく重要」
優勝したのは、スペイン出身の女性シェフです。「刺身の包丁使いが繊細で、清潔で整理整頓された仕事ぶりが素晴らしい」と評価されました。
優勝したスペイン出身 クリスティナ・フェルナンデスさん
「私の国の食材を数多く使いました。スズキやイカやホタテなど。天ぷらにしたイチジクはうちの裏庭で取れたものです」
日本産の農林水産物や食品の輸出額は10年で2.5倍以上に伸び、去年、およそ1兆4500億円となりました。政府は来年、2兆円を突破するとの目標を掲げ、日本食の普及に力を入れています。