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水樹奈々声で案内。手塚作品と仏像“共演”

2011年4月25日 22:36
水樹奈々声で案内。手塚作品と仏像“共演”

 声優の水樹奈々(31)が25日、東京・上野の東京国立博物館で特別展「手塚治虫のブッダ展」(26日〜6月26日)の開会式に出席した。

 漫画家の故手塚治虫さんが晩年、10年以上の歳月をかけて描いた漫画「ブッダ」の直筆原画52点と、重要文化財の釈迦仏倚像(しゃかぶついぞう、東京・深大寺蔵)など20点を展示。漫画と仏像でブッダ=釈尊の生涯をたどり、現代にあらためて「命の尊さ」を問いかける展示になっている。

 5月28日公開のアニメーション映画「手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−」で、シッダールタ(のちのブッダ)と恋に落ちる盗賊の少女ミゲーラの声を担当している水樹は、同展の音声ガイドのナレーションを務めている。
 「小さいことから触れていた手塚先生の作品に、このような形で関わらせていただき、本当に幸せに思っています」と声のダブル出演を喜び、内覧の印象を「非常に癒やされる空間で、生きるエネルギーをたくさんいただける」と報告した。
 「美術作品と漫画が一緒に展示されるのは珍しい形なので、小さなお子さまから大人まで楽しんでいただける」と幅広い年代の来場を呼び掛けた。

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