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ベネチア出品作に窪塚洋介、吉高由里子ら

2011年9月2日 13:13
ベネチア出品作に窪塚洋介、吉高由里子ら

 開催中の第68回ベネチア国際映画祭で、コンペティション部門に出品されている園子温監督の映画最新作「ヒミズ」(2012年春公開)に、俳優の窪塚洋介(32)、吉高由里子(23)、AAAの西島隆弘(24)、鈴木杏(24)が出演していることが、発表された。

 漫画家・古谷実氏の人気コミックを原作に、舞台を東日本大震災後の日本に移した作品。「普通」な大人になりたい染谷将太(18)演じる少年と、愛する人と守り守られ生きたい二階堂ふみ(16)演じる少女が、孤独を共鳴させながら生きゆく姿を描いている。

 物語に強烈なインパクトを与えるスリの若者、テル彦を演じる窪塚は、園監督作品は初出演。「ひやかし程度の出演ですけど、園監督とご一緒できてだいぶ楽しかったです」とコメントを寄せた。
 同じく初参加となる鈴木は「いつも観て圧倒されていた園子温監督の作品に参加できとてもうれしかったです。もっと現場にいたかった!」と出演を喜んだ。

 06年の園監督作品「紀子の食卓」で存在感を見せた吉高は「1日だけ参加させていただきました。なので、現場全体がどういう雰囲気で前進しているかあまりわかりませんでしたが、その日だけで感じたのは、何かが決壊したような自由で勢いのある作品になりそうだということです」と作品に期待。
 08年の「愛のむきだし」に出演した西島も「あの頃を思い出すくらい、園ワールド全開のLIVE撮影を久しぶりに味わえました!最高に気持ちが良かったです!もっと出たかった!」と撮影現場への思いを語った。

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