東京・日比谷シアタークリエで上演中の舞台「わらいのまち」の出演者が６日、開演前に取材に応じた。

　寂れた田舎町の温泉旅館「まつばら」に国会議員が急きょ泊まりに来ることになったことが巻き起こすノンストップコメディーで、暗転が１度もないというワンシチュエーションで最初から最後まで押し通す。

　囲み取材に登場した出演者は、宅間孝行（４１）、片桐仁（３７）、岡田義徳（３４）、田畑智子（３０）、柴田理恵（５２）。それぞれが、田畑が発売したヌード写真集と近日発売のＤＶＤを胸に抱えながら登場し、「きょうは、『月刊田畑智子』の会見に起こしいただきましてありがとうざいます」と出演以外にも作・演出を担当する宅間が口火。「けいこ初日に、田畑さんが買え、ということで、メンバーで１人１冊を買うことになった」と取り決めを明かした。

　４日に初日を開けたが、幸先がよく、宅間は「予想を超える反応で盛り上がった。初日打ち上げに来た東宝の専務に『これを英訳してブロードウェーに持っていこう』と言われました」と報告。
　客席と息を合わす大切さを実感したという田畑は「お客さんと一体化する感覚が、心地いいんだなと思いました」と開眼。
　所蔵劇団のワハハ本舗でコメディエンヌとして活躍する柴田は「ミルフィーヌのように何層にも何層にもおもしろさが重なっている」と手放しで絶賛した。

　２４日まで同所で。その後全国（札幌、名古屋、大阪、広島、福岡）で公演する。