和製タンタン山田五郎氏、作品の世界観絶賛
評論家の山田五郎氏(52)、モデルの堀内葉子(29)、海洋冒険家の白石康次郎氏(44)が12日、都内で映画「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」(12月1日初日)の公開記念トークショーを行った。
スティーブン・スピルバーグ監督の初の3D作品で、少年記者タンタンの冒険物語。
タンタンの前髪がソフトモヒカン風にくるっとはねていることから、司会者に“和製タンタン”と紹介された山田氏は「ここがなくなりかけていて…。タンタンとか言っていられるのもあと数年」と自身の頭髪を触りながら苦笑い。
タンタンのような好奇心旺盛な男性について、堀内が「勇敢で頼もしいですよ。私は冒険心がみなぎっている男性の方が好きです」と発言すると、すかさず山田氏は「女性は必ずこう言うんですよ。子どもの心を持った人が好きとか言っといて、本当に子どもみたいなことをしたら、すぐ怒るんです」と現実的な視点から容しゃのないツッコミを入れて笑わせた。
原作の世界観をパーフェクトに再現するために、本作では「フルデジタル3Dパフォーマンス・キャプチャー」と呼ばれる最新技術を駆使している。映像のリアルさは白石氏が「海や水の表現が素晴らしい。朝焼けとか夕焼けも僕が(実際に海で)見てきたものにものすごく近い」と絶賛するほどで、山田氏も「実はすごく高度なCG技術を使っているんですって。『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎(貴)監督に聞いたんですけど、CGの世界には(技術力の問題で)日本じゃ押しちゃいけないボタンが、ハリウッドでしか押せないボタンがあるんですって。この映画はそれを押しまくりらしいです」と興味をかきたてるエピソードを紹介した。