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藤原竜也、中3と特別授業。出会い大切に

2012年2月28日 18:31
藤原竜也、中3と特別授業。出会い大切に

 俳優の藤原竜也(29)が28日、東京・千代田区立神田一橋中学校で行われた「宇宙体感型授業」にサプライズ登場し、中学生132人の大声援に迎えられた。

 3月10日公開の映画「おかえり、はやぶさ」と文部科学省がタイアップし、未来を担う中学3年生と、宇宙をテーマにアルコールロケット発射や実際の音響体験などの特別授業を行った。

 久しぶりに学校に足を踏み入れた藤原は「学校ってこんなに寒かったっけ?でも、そんな寒い中を友だちと遊んだことを思い出し興奮しています」と笑いで生徒の心をつかみ、「すてきな映画ができました。きょう集まってくれているのは中学3年生ということで、卒業を控えて大変なこともたくさんあると思います。でも諦めず前に進んでください」とエールを送った。

 夢と希望を持った役を演じたことで学んだことは多く、それはそのまま中学3年生にも通じることがすごくあると思います、と前置きし「映画の中で『成功とは意欲を失わずに、失敗に次ぐ失敗を繰りかえすことである』という(英国元首相の)ウィンストン・チャーチルの言葉があるんですが、まさに多くの経験をして失敗をしてもらって、意欲を失わないで次に繋げるということは、通じるところだと思います」と心構えを説いた。

 自分の中学生時代は、サッカー漬けの日々だったという。
 「勉強もろくにやらなくて、学校へは給食を食べに行っているだけでした。サッカー選手になりたかったんですが、ある時に演劇の世界に入ることになり、気が付いたら演劇の世界に引っ張られていました。みなさんもどこでどんな道が待っているかわからないので、アンテナを張りながら生活をしていけばいいと思います。あとは、自分を変えたりするのは人との出会いだと思うので、たくさんの人と出会って、たくさん恋愛もして、楽に楽しく過ごすことが大事ですよね」と進路に迷う年頃の生徒に、指針を示した。