ウクライナ大統領、北朝鮮がロシアに「武器だけでなく人員も派遣」と主張
ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、北朝鮮がロシアに対し、「武器だけでなく人員も派遣している」と主張しました。アメリカの有力紙は、年末までに数千人の北朝鮮兵が前線に派遣される可能性があるとの見方も伝えています。
ゼレンスキー大統領は13日の演説で、「ロシアと北朝鮮の同盟関係は強化されている」「単なる武器の支援だけでなく、人員も派遣している」と主張しました。
その上で、この緊張感の高まりを受け、ウクライナはさらなる支援を必要としていると訴えました。
ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、北朝鮮の将校6人がロシアが実効支配するウクライナ東部で砲撃により死亡したと今月、地元メディアが報じました。
北朝鮮軍は軍事技術者数十人を現地に派遣し、北朝鮮製ミサイルの運用を支援しているとイギリスのガーディアンは伝えています。
また、アメリカの有力紙ワシントン・ポストは、ウクライナの当局者の話として、現在数千人の北朝鮮兵がロシアで訓練を受けていて、年末までに前線に投入される可能性があるとの見方を伝えています。
現在は北朝鮮軍の将校がその準備のためウクライナのロシア占領地域に駐留しているとしています。