「戦争犯罪にあたる可能性」国連事務総長、イスラエルに国連レバノン暫定軍への攻撃停止求める
レバノンの平和維持を担う国連レバノン暫定軍が、連日、イスラエルからの攻撃を受けていることについて、国連のグテーレス事務総長は13日、「戦争犯罪にあたる可能性がある」と警告した上で、攻撃を停止するようイスラエルに求めました。
イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラによる戦闘が続くレバノン南部では、今月10日以降、イスラエルによる攻撃で国連レバノン暫定軍の平和維持要員が相次いで負傷していて、国際社会のイスラエルへの批判が高まっています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、国連のグテーレス事務総長に対し、国連レバノン暫定軍をレバノン南部から撤退させるよう求めていますが、グテーレス氏は13日、国連軍の平和維持要員が現在もすべての拠点にとどまっていることを明らかにしました。その上で、「平和維持要員への攻撃は国際法違反であり、戦争犯罪にあたる可能性がある」と非難し、攻撃を停止するようイスラエルに求めています。