“イスラエル軍の戦車が陣地に侵入”国連レバノン暫定軍が発表
レバノンの平和維持を担う国連レバノン暫定軍は13日、イスラエル軍の戦車が陣地に侵入したと発表しました。
国連レバノン暫定軍は13日、イスラエル軍の戦車が陣地の門を壊し、敷地に侵入したと発表しました。発砲に伴う煙により、平和維持部隊15人に皮膚炎の症状が出ているということです。
こうした攻撃は国際人道法と安保理決議の重大な違反だとし、イスラエル軍に説明を求めるとしています。
一方、ネタニヤフ首相は13日、国連に対し、国連レバノン暫定軍を撤退させるよう求めました。
ネタニヤフ首相「国連事務総長、国連レバノン暫定軍を危険から遠ざけてください。今すぐ行うべきだ」
ロイター通信によりますと、ネタニヤフ首相は「イスラエル軍は国連に兵士を避難させるようくり返し要請した」と述べ、部隊がレバノンの戦闘地域にいることでヒズボラの人質になっているとの考えを示しました。
イスラエル軍は13日も、レバノン南部の21の村に対し避難するよう命じていて、この地域での攻撃を激化させています。