映画「人生、いろどり」が公開初日を迎え１５日、キャストの吉行和子（７７）、富司純子（６６）、中尾ミエ（６６）、平岡祐太（２８）らが都内で舞台あいさつを行った。

　四国一小さな町・徳島県上勝町で起きた実話がベースで、７０代の３人の女性たちが葉っぱビジネスを成功させる物語。
　
　吉行は「台本を読んだときはこんなことできるかしら？って思った。けっこう走ったり、山を登ったり…。緑が新鮮で、なんだか元気になってとっても上手にできました」と胸を張った。

　娘で女優の寺島しのぶ（３９）に１１日、第１子となる男児が誕生したばかりの富司は、司会者や観客に孫の誕生を拍手でお祝いされ、「ありがとうございます」とにっこり。富司は作品を通じて「ご高齢になっても自分の生きがいを見つけて日々輝くことが必要なんじゃないかなと改めて思いました」と語り、「新しい生命が生まれたこと」がプライベートでは新たな生きがいとなった様子だった。

　中尾も役を通して「生きがいがあるってこんなに強く幸せに人生を送ることができるんだって、つくづく思いました」と語り、自身の生きがいについて「最期まで働くことですよ！どうせ１人で生きていかなくちゃならないですから！」とぼやき、「富司さんはまたご家族ができたからいいですけど、（吉行を見て）私たちはもう最期まで自分で働いて、誰の世話にもならないのですから」と破れかぶれといったふうに語り、笑いを誘った。

　平岡は大女優らとの共演について「すごくみなさん元気なので、あっ、元気だな〜と見守っていました」と振り返った。