４人組ロックバンドの怒髪天（どはつてん）が２２日、神奈川・ラゾーナ川崎で新曲「どっかんマーチ」の発売記念イベントを行った。

　同所でのライブはグループ初で、ボーカルの増子直純（４７）は「いつもはアイドルさんたちがイベントをしているような場所だということでね。おっさんですみませんね」と恐縮。「アコースティックライブということでね。きょうはエレキギターをアコースティックギターに、ドラムは軽くたたく、ベースも小さめに弾く、という感じでお送りします」とあいさつし、新曲など４曲で集まったファン１０００人を盛り上げた。

　イベント後に報道陣の取材に応じると、増子は「いや〜、アコースティックだったんだけど、ライブが始まっちゃったらそんなの関係ないね。ロックバンドのさがで、わ〜っとなっちゃうよね」とにっこり。２０１４年にはバンド結成３０周年を迎えるが「震災があった後に被災地に行かせていただいたんですけど、何が音楽でできるかなっていうのがやっぱりあって。音楽で悲しい思い出を消すことはできないけど、楽しい思い出を作ることはできるんで。それだけでもバンドやってる価値あるかなと」と音楽の持つ力を再確認した。
　「なるべく楽しい、村祭りが１こ増えるようなものを作っていけたらなと思いますね」とさらなる飛躍を誓った。

　２０１４年１月１２日に東京・日本武道館で「怒髪天結成３０周年記念日本武道館公演“ほんと、どうもね。”」を開催することも決定している。増子が「ここで一発どかんとやって、その後もずっとどかんといきたいですね！」と意気込みを語ると、メンバー全員も笑顔でうなずいた。