１９７６年から「週刊少年ジャンプ」に連載されてきた名物漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、今月１７日発売号で連載終了することが３日、分かった。

　同日、東京・神田明神で執り行われた「連載４０周年記念完全描きおろし絵巻奉納式」の記者発表で、作者の秋本治さん（６３）が明らかにした。最終話を掲載した単行本も２００巻で終わる。

　秋本さんは「びっくりさせて申し訳ないです。きょう、こんなめでたい席で終わっちゃうのは寂しいかもしれないけど、本当はすごくおめでたいことで、少年誌で漫画が４０年続くってことはまずありえないですよね。２００巻は作家にとって、勲章みたいなものですね」と切り出し「両さんはお祭りが大好きなんですね。で、２００巻ということで、区切れの２００で止めるのが一番こう、ぱっと身を引くのもいいし、４０周年でみんなで祝ってもらったときにスッと消える感じがやっぱり両さんらしいし、そしたらこれしかないなということで。スッと消えるのがやっぱり一番良い大団円の場かなと思いましてそれで決めました。これ本当に作家冥利に尽きる話です」と伝えた。