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“踊る暇があったら~”のフレーズが流行語に 水曜日のカンパネラ・詩羽 新体制からの1年を振り返る

2022年12月9日 21:50
“踊る暇があったら~”のフレーズが流行語に 水曜日のカンパネラ・詩羽 新体制からの1年を振り返る
インタビューに応じた水曜日のカンパネラ・詩羽さん
新体制を迎えた2022年、楽曲『エジソン』がSNSを中心にヒット。ワンマンライブや初の全国対バンツアーを成功させた音楽ユニット・水曜日のカンパネラ。初代主演・歌唱のコムアイさんから引き継いだ詩羽(うたは)さん(21)と、グループの作曲も手がけるケンモチヒデフミさん(41)にインタビューを行い、2022年を振り返ってもらいました。

水曜日のカンパネラは2012年、主演・歌唱のコムアイさんと、作曲・編曲のケンモチヒデフミさん、マネジメントなどを担当するDir.Fさんの3人で結成された音楽ユニット。2021年9月にはコムアイさんが脱退するも、詩羽さんが加入。新体制後初めて発売されたEP『ネオン』内の1曲『エジソン』が各音楽配信サイトのチャートで上位にランクイン。SNSで多くの動画で使用され、“踊る暇があったら~”のフレーズは流行語にも選ばれるなど、まさに2022年“バズった”1曲となりました。

6日には、今年話題となったクリエーターやアーティストたちを表彰するイベント『YouTube FanFesta Japan 2022』でオープニングを飾りました。

■「スピード感の早かった1年」「これがバズるってことなんだ」

そんな水曜日のカンパネラの新たな“顔”となった詩羽さんに今年1年を振り返ってもらうと、真っ先にあげたのは『エジソン』でした。「『エジソン』という楽曲がすごくバズったこともあって、そこからすごい速さで『水曜日のカンパネラ』が新しくなったこととか、“詩羽”っていう存在を多くの方に知ってもらうきっかけになって。すごく充実してたし、スピード感の早かった1年でした」と笑顔で話します。

『エジソン』が収録されたEPを5月に発売後、6・7月にかけて“バズり”を感じたそうで、当時について「『水曜日のカンパネラ』になってそんなに長くなかったっていうのもあるので、『エジソン』がバズってるっていうのを第三者目線で“あの曲バズってんだ~”ぐらいの気持ちで見てて、“やばい! うれしい!”とかは意外となかったかもしれないです。“これがバズるってことなんだ”って実感して。結構驚きましたね。今もまだ驚いてますよ」と振り返り「“すごいじゃん”って周りの方に褒めてもらいましたし、カラオケだったり、音楽を流すときはみんなふざけて“じゃあエジソン流そう”っていじられたりもしました(笑)」と周囲の反響も話してくれました。

■「“前も今もいいよね”って言ってくださる」ファンに感謝

「『エジソン』がバズって、私自身も有名にしてもらった」と話す詩羽さん。グループ加入を誘ってくれたケンモチさんとDir.Fさんには「もちろん感謝してます」と言い、「前は前、今は今で聴いてくださるファンの方の年齢層も違うし、今の『水曜日のカンパネラ』的には、新しく詩羽ができることを探していこうという感じで。ファンの方々も前が、今がっていうよりは、“前も今もいいよね”って言ってくださる人が増えました」と温かく迎えてくれたファンへの感謝も言葉に。

また“今年1番印象的だったこと”を聞いてみると「アーティストとしてライブをするようになって、ライブの時にファンの方がプレゼントを持ってきてくれるんですけど。その量が半端なかったのが印象的です。みーんないろんなもの持ってきてくださって、ホテルのベッドに並べられるくらいたくさんいただいて、人の愛をたくさん感じた1年だったのが一番の思い出です」と満面の笑顔で話し「1個ずつ開封していくのがドキドキしますよね(笑)私の好きなものだったりとか、かわいいキーホルダーだったり、私のこと考えて持ってきてくだるのでうれしいです」と無邪気な一面も見せてくれました。

■ケンモチヒデフミが語る2022年の『水カン』

グループの作曲・編曲を担当するケンモチさんは、新体制となった『水曜日のカンパネラ』について「年代がコムアイと詩羽とで結構違うので、コムアイの時は割と僕らの年代に合わせてもらったりとか、そういう部分を面白く見てくださる方が多くいたんですけど。詩羽になってからは、僕とDir.Fが同じ世代なんですが、もっと詩羽の年代に沿った感じの、詩羽と、詩羽を好きだと言ってくれる年代の子たちに向けて、もっと新しいこととか今の年代の方たちに刺さることをやろうとは心がけるようになりました」と制作の裏側を明かしました。

さらに「コムアイも詩羽も“主演・歌唱”って役割なんですけど、その"主演”に合わせてシナリオも舞台も、ステージも音楽も作っていく。『水曜日のカンパネラ』っていう1つの“コンテンツ”なので。演者が詩羽になったら、彼女が一番輝く音楽でありステージング、衣装とかも考えていこうかなっていうのが『水曜日のカンパネラ』のコンセプトにはなっていますね」と説明。「ぼくも作り手である以前に、“この考えはなかったな”とか“こんな曲作って許されるんだ”みたいなものを提示されたときに一番びっくりするし感動もするので。いちリスナーとして自分の音楽を届けたい、感動してほしいっていうのはずっと変わってないです」とグループや音楽への思いを明かしました。

■詩羽「来年はもっともっと飛躍できるように」

詩羽さんは来年以降、『水曜日のカンパネラ』でより高みを目指すと語ってくれました。「今年は後半になるにつれて、いい波が来ていたと思うので、波をもっと強くできるように、来年はもっともっと飛躍できるように、日本だけじゃなく海外にも進出していけたらと思っております」

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