幻想的に“白鳥”舞う…清里で野外バレエ開幕 国内トップダンサーらが登場 山梨・北杜市
清里の夏の夜を彩る恒例の野外バレエ「清里フィールドバレエ」が北杜市の萌木の村・野外ステージで開幕しました。
今年のプログラムは白鳥の湖で、多くのファンが幻想的な舞台を楽しんでいます。
清里フィールドバレエは東京のバレエ団「シャンブルウエスト」が主催する日本で唯一の定期野外公演です。
1990年にわずか450人の動員で始まったイベントは、コロナ禍も乗り越え今年で35回目を迎えました。
清里フィールドバレエ 今村博明 総監督
「一回一回が充実した回だったと思う。それを見てお客様がリピーターで来てくださって、それが連続で35回になったのかなと」
今年はチャイコフスキーの傑作「白鳥の湖」を国内屈指のダンサーが日替わりで演じます。
開幕初日の26日は新国立劇場の小野絢子さんが登場し、観客は幻想的な舞台に魅せられていました。
標高1200mの高原の夜は天気が変わりやすく、雨による中断も珍しくありません。
この日も来場者とダンサーの祈りが通じ無事再開した舞台がフィナーレを迎えると、会場は温かい拍手に包まれました。
来場者は
「野外なので雨とかも降るんですけど、自然の香りの中でバレエが見られてとてもうれしいです」「背景が自然だからすごくきれいで、ホールの中で見るのとはちょっと違う感じがする」「楽しかった。すごくきれいだと思いました」
会場の萌木の村 舩木上次 代表
「野外というのは同じ演目でも毎日違うんですね。きょうのお客様はきょうの舞台しか見られないという。その感動の繰り返しがこの舞台を作っているんだと思う。毎日楽しいんです。感動するんです。そういう舞台だと思います」
清里フィールドバレエは8月7日まで開かれます。