“現代のピカソ” ロメロ・ブリットさん初来県 ファンと交流深める 富士山見えず「アイル・ビー・バック!」 山梨県
「現代のピカソ」とも称されるポップアーティストロメロ・ブリットさんが5日、初めて来県し、サイン会を開いてファンとの交流を深めました。
世界的アーティスト ロメロ・ブリットさん
「来県は初めて。おとぎ話に出てくるようにすごくきれいで、天気が良ければよかった」
富士河口湖町の「河口湖音楽と森の美術館」ではブラジル出身で世界的なポップアーティスト、ロメロ・ブリットさんの作品をおととしから常設展示しています。
ブリットさんの来日は28年ぶりで、自身の絵の展示場所をめぐる中で「河口湖音楽と森の美術館」の訪問が実現しました。
ブリットさんは今回の来県に合わせ、富士山と桜をモチーフに絵画2点を制作し、美術館に展示しています。
世界的アーティスト ロメロ・ブリットさん
「富士山は自分の中でシンボルとなっている。アーティストは写真をまねして描くよりも心の中の印象や想像をキャンパスに写す、そういった思いを込めて描いた」
また、ブリットさんは会場でサイン会を開催。
県内外から詰めかけた多くのファンと写真を撮ったり、購入したグッズやデジタルコピーの作品にサインを記入したりして交流を深めました。
中には日本画の技法で現代アートを描く現役の画家の姿も…
日本画家 MITTA HARUKAさん
「すごく参考にしたい、憧れのアーティストさん」
山梨を訪れるのは初めてだというブリットさんですが、きょうはあいにくの曇り空。
姿を隠していた富士山を念頭に、山梨を再び訪れたいとしています。
世界的アーティスト ロメロ・ブリットさん
「今回は富士山が雲のせいで見られなかったので、必ず戻ってこの目で見たい。アイル・ビー・バック!(必ず戻ります)」