自動販売機の商品を補充する作業に、AIを活用して、適切な数量やルートを導き出す新しいシステムが発表されました。

12日、ソフトバンクとキリンビバレッジが発表したのは、AIを自販機の商品補充作業に役立てるシステムです。

キリンビバレッジの自販機ではこれまで、補充担当者の経験や勘を頼りに、自販機を巡回するルートを決めたり、補充する商品の種類や数量を決めたりしていました。

新たなシステムでは、業務を効率化するため、AIが自販機ごとの売り上げ情報などをもとに適切な商品の種類や数量、棚割りを導き出したり、効率的な補充の巡回ルートを提示したりするということです。

キリンビバレッジグループが直接管理している自販機に今年10月以降順次導入し、来年9月までに全国でおよそ8万台まで拡大していく予定です。

これにより、業務時間をおよそ1割削減する一方で、売り上げは5％増加することができると見込んでいます。