気象庁は、人工知能＝AIを活用して天気予報の精度向上を目指し、新たなシステムを導入します。

気象庁は、現在、天気予報の作成にあたって解像度や予報時間の異なる複数の数値予報モデルを利用していますがモデルによって気温や雨量、風などの予測が異なるため、予報官の判断が必要となるほか、予報時間が長くなるほど情報の精度が低下することが課題となっていました。

このため気象庁は、それぞれのモデルが出した予測結果をAI技術の活用によって最適に組み合わせ、統合して補正をおこなうことで目先から5日先までのより精度の高い予測データを提供できるようにするということです。

気象庁は新しいシステムの開発をすすめ2030年をめどに天気予報に反映し実用化を目指したいとしています。