気象庁が今月導入の新スーパーコンピューター公開 線状降水帯の予測精度向上へ
大雨災害をもたらす恐れがある線状降水帯の予測精度向上のため、気象庁が今月から導入した新たなスーパーコンピューターが23日、初めて公開されました。
このスーパーコンピューターは群馬県館林市にある富士通の施設に設置され、今月1日から稼働しています。
新たなスパコンはスーパーコンピューター「富岳」の技術を活用していて、計算範囲の解像度がこれまでの5キロ四方から2キロ四方となるほか、計算能力もこれまでのスパコンのおよそ2倍となるため、線状降水帯のもとになる積乱雲をより細かく表現できるということです。
大雨災害の要因となる線状降水帯は、発生の予測が難しく、予測精度の向上が課題ですが、気象庁は新たなスパコンを活用して予測精度をあげたいとしています。