東北地方の地震回数“震災以前の状態に近づきつつある”気象庁
まもなく東日本大震災の発生から12年となります。気象庁は、東北地方の地震回数について、震災以前の状態に近づきつつあるとしながらも、今後も津波を伴う大きな地震に注意してほしいと呼びかけています。
気象庁は、8日の会見で、東北地方のマグニチュード4以上の地震の発生回数は減少していて、震災以前の状態に近づきつつあると説明しました。
気象庁・宮岡一樹地震情報企画官「地震活動は全体的には、徐々に低下してきています。ただしマグニチュード9.0という巨大地震でしたので、この影響はしばらく続くものと思われます」
福島県沖では、2021年2月と去年3月に、マグニチュード7を超える地震が発生して被害が出るなど、規模の大きな地震が時々発生しています。
気象庁は、東北地方の沿岸部では、震災の影響がまだ収まっていないため、今後も津波を伴う大きな地震に備えをしてほしいと呼びかけています。