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政府、「電力需給ひっ迫注意報」を継続 夕方の時間帯の需給が厳しい状況

2022年6月28日 10:24
政府、「電力需給ひっ迫注意報」を継続 夕方の時間帯の需給が厳しい状況

歴史的な厳しい暑さが続き、28日も東京電力管内の電力需給が厳しくなる可能性があることから、政府は「電力需給ひっ迫注意報」を継続して発令しています。

関東地方は梅雨明けが発表され、各地で厳しい暑さが見込まれるため、政府は28日も東京電力管内で、電力の安定供給に必要な余力を示す「予備率」が5パーセントを下回る見通しだとして、「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。

太陽光発電からの供給が減少することにくわえ、帰宅後の需要が増加する夕方の時間帯の需給が厳しい状況だということです。

特に午後4時から5時の間電力需給が厳しいとして、経済産業省は、暑い時間帯には冷房などを活用しつつ、使用していない照明を消すなどできる限りの節電を呼びかけています。

また、北海道、東北、東京電力の各社はそれぞれの管内で、あす29日の電力需給が厳しくなる恐れがあるとして、新たに設けた「電力需給ひっ迫準備情報」を初めて出しました。

準備情報は注意喚起を目的に電力会社が出すもので、企業や家庭に無理のない範囲で、節電の準備を進めるよう求めています。