ベラルーシで新たに日本人1人を拘束 今年7月にも“スパイ活動”で日本人拘束
ロシアの隣国ベラルーシで、新たに日本人1人の拘束が確認されたと、現地の日本大使館が明らかにしました。ベラルーシでは今年7月にも、日本人がスパイ活動をしたとして拘束されています。
在ベラルーシ日本大使館によりますと、ベラルーシ外務省から16日、「日本人1人を拘束している」と連絡があったということです。年齢など詳細については明らかにしていません。
ベラルーシの独立系メディアは、ウクライナと接するゴメリ州で今月1日、線路にかかる高架橋を撮影していた日本人男性が、現地当局に拘束されたと伝えています。
拘束された日本人男性は、撮影の目的などの取り調べのため、ベラルーシの情報機関に引き渡されたということです。
ベラルーシでは今年7月に、現地で日本語教師として働いていた日本人の中西雅敏さんがスパイ行為をしたとして拘束されていて、国営テレビが9月に特別番組を放送していました。
現地の日本大使館は、中西さんについては領事面会を通じて状況を把握できているとしていて、新たに拘束が確認された1人についても「邦人保護の観点から適切に対応していく」とコメントしています。