人類に貢献していること誇り~中村教授
今年のノーベル賞の授賞式が行われ、物理学賞を受賞した日本の3人がスウェーデン国王からメダルを授与された。
授賞式は日本時間11日午前0時半から行われた。名城大学の赤崎勇終身教授、名古屋大学の天野浩教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授が、青色LED(=発光ダイオード)を世界で初めて実現し実用化に導いた功績がたたえられ、スウェーデン国王からメダルと賞状を受け取った。
天野教授「(Q:メダルはいかがでしたか?)(授賞式は)めちゃくちゃ緊張しました。メダルは重かったです」
中村教授「(Q:メダルの感触は?)別にただの金属ですよ」
この後、日本時間11日午前3時から開かれた晩さん会には1200人余りが出席した。タラバガニのモザイク仕立てやトナカイのスパイスローストなどが用意され、天野教授がスウェーデンのシルビア王妃の隣でにこやかに談笑している様子も映し出された。そして、物理学賞の受賞者を代表して中村教授がスピーチした。
中村教授「LEDの夢が現実になり、人類に貢献していることを誇りに思う」
晩さん会後には舞踏会も行われたが、天野教授夫妻はダンスには参加しなかったという。
長い1日を終えた受賞者は…。
中村教授「晩さん会、良かったですよ。おいしい食事で楽しめましたけど」「(Q:スピーチは?)原稿があったので読むだけでした」
天野教授「すばらしかったですけど、だいぶ疲れました」
天野教授の妻・香寿美さん「ダンスは着物だからしませんでした。(Q:食事は?)とてもおいしかったです。(Q:1日終わって?)安心しました」
天野さんらは、11日も王室主催の晩さん会に出席するなど、行事はまだ続く。