×

アッバス議長“米国の和平案受け入れない”

2017年12月23日 8:43

パレスチナ自治政府のアッバス議長は22日、アメリカがエルサレムを“イスラエルの首都”と認めたことを受けて、「アメリカによるいかなる和平案も受け入れない」と述べた。

エルサレムやパレスチナ自治区では22日、イスラム教の集団礼拝後に抗議デモが相次ぎ、イスラエルの治安部隊との衝突で2人が死亡した。こうした中、アッバス議長はアメリカを“不誠実な仲介者”だとして、「アメリカによるいかなる和平案も受け入れない」と述べた。

また、国連総会で採択された首都認定取り消しを求める決議をめぐり、トランプ大統領が賛成する国への援助を打ち切ると発言したことについて、「お金の力で意見を押しつけることはできないと他国が理解するよう望む」とけん制した。

一緒に見られているニュース