カタルーニャ州議会 独立支持派の議長選出
スペイン・バルセロナを州都とするカタルーニャ州で17日、去年末の選挙後初めての州議会が開かれ、独立支持派の議長が選出された。今後は、州政府の首相選出が焦点となる。
カタルーニャ州議会では17日、スペインからの独立支持派の議員が、反対派の候補をおさえて議長に選ばれた。これによって議会運営は独立支持派の主導で進むとみられ、今後はベルギーに滞在しているプチデモン前州政府首相が、月内に予定されている首班指名選挙で再選されるかが焦点となる。
ただ、プチデモン氏は帰国すれば逮捕されるため、独立支持派は首相選出の際に、中継で演説を行うことなどを検討している。
しかし、中央政府はこれを認めない考えで、混乱がさらに長期化することも予想される。