ミサイルは105発 「全ての標的に命中」
アメリカの国防総省は、化学兵器の使用が疑われるシリアへの軍事攻撃について会見し、フランス、イギリスと共に105発のミサイルを発射したと明らかにした。
攻撃の規模は前回よりも大きくなったが、シリアの後ろ盾、ロシアとの決定的な対立を招かないよう限定的に行われた。
国防総省が公開したシリア攻撃の映像には、ミサイル駆逐艦、巡洋艦から巡航ミサイル「トマホーク」が発射される様子が記録されている。
国防総省によると、3か国の攻撃は、3つの化学兵器関連施設のみに行われ、合わせて105発のミサイルを発射したという。高官は、「攻撃は全ての標的に命中した」と強調している。
米国防総省「攻撃は非常に成功した。化学兵器を再び使用する能力を大幅に低下させたと確信する」
トランプ大統領はツイッターに「任務完了!」と書き込み、これ以上の攻撃を計画していないことを強調している。
一方、国連の安全保障理事会は、ロシアの要請で緊急会合を開いている。アメリカは攻撃の正当性を主張、ロシアが「恥ずべき行為だ」と非難の応酬となっている。