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国連科学委 福島第一事故の影響追加調査へ

2018年6月15日 20:09

国連科学委員会の総会は14日、福島第一原子力発電所で起きた事故による人体への影響を追加調査することを決めた。事故から10年となる2021年に合わせて、その後も影響がなかったかを報告書にまとめる。

国連科学委員会は、世界の著名な科学者が放射能の健康への影響を調べている独立組織で、福島の原発事故については、2013年に「大きな影響はみられず、被ばくによるがんの増加は予想されない」との結論を出している。

しかし、被ばく後数年たたないとがんは発症せず「追加調査が必要」と提言されていたことから、今回、新たな調査を決めたもの。

追加調査では、2013年以降に公表されたデータや研究論文を調べ、低レベルの放射線が人体に悪影響を与えていないかを検証する。

委員長は「日本の人々、世界にとっても重要なテーマなので、事故から10年となるまでに報告をまとめたい」としている。