日鉄幹部、米商務長官と会談 USスチール買収計画めぐり
アメリカの鉄鋼大手USスチールの買収計画をめぐり、日本製鉄の幹部が1日、ラトニック商務長官と会談しました。
USスチールの買収計画をめぐり、日本製鉄の森副会長は1日、アメリカの商務省を訪問し、ラトニック長官と会談しました。
ブルームバーグによりますと、森副会長は先週、ラトニック長官と会談した際に、USスチールに追加で70億ドルの投資を行う提案を行っていて、1日の会談で投資額をさらに上積みする可能性があるということです。
買収計画をめぐっては、トランプ大統領が株式の過半数を取得することを認めない考えを示す一方、日本製鉄は全ての株式を取得し、完全子会社化することを目指しています。
日本製鉄としては、買収が実現した際に多額の投資を行うとラトニック長官にアピールすることで、トランプ政権の理解を得たい狙いがあるとみられます。