韓国 インフル“無料”予防接種を急遽中断
韓国政府は、新型コロナウイルスとの同時流行に備え実施するインフルエンザワクチンの無料接種について、輸送管理が不適切だったとして、急遽(きゅうきょ)、中断すると発表しました。
韓国政府は、秋から冬にかけての新型コロナとの同時流行に備え、今年、インフルエンザワクチンの無料接種の対象を、全人口の4割近くにあたるおよそ1900万人に拡大しています。
22日からは子供を対象に本格的に予防接種が始まる予定でしたが、保健当局は、急遽、中断すると発表しました。
ワクチンを輸送する際、一部が常温にさらされ、品質の検証が必要になったためと説明しています。このワクチンを接種された人はいないということです。ただ、検証が必要になった量は接種500万回分の内の一部だということで、廃棄などが必要になった場合、政府の計画そのものに影響が出る可能性もあります。