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能登半島地震で被災した和紙職人、卒業証書づくりを子どもに指導 「大きな被害があったのに来てくれて本当にありがたい」宮城・石巻市

2025年1月23日 6:30
能登半島地震で被災した和紙職人、卒業証書づくりを子どもに指導 「大きな被害があったのに来てくれて本当にありがたい」宮城・石巻市

能登半島地震で被災した和紙職人が、宮城・石巻市の小学校を22日訪れ、子どもたちに和紙を使った卒業証書づくりを指導した。

石巻市の北上小学校を訪れたのは、石川県輪島市の和紙職人・遠見和之さん。

遠見さんは2014年から北上小学校で北上川のヨシを使った和紙による卒業証書づくりを指導していて、去年1月の能登半島地震と9月の豪雨で自身の工房が被害を受けたにもかかわらず、去年も今年も学校を訪れている。

輪島市の和紙職人・遠見和之さん
「子どもたちが素直ですから元気をいただけますし、自分にとっても普段のやる気にも繋がりますし、嬉しい思いがあります」

児童
「水が重くて振りにくかったけど、やってみて楽しかったです」
「大きな被害があったのに、私たちのために来てくれて本当にありがたいと思っています」

すいた和紙は輪島市の工房に持ち帰り乾燥させ、その後 学校で来年度用の卒業証書として仕上げるという。

最終更新日:2025年1月23日 6:30
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