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“違法賭博疑惑”水原氏「生活費もギリギリだった」 MLBが正式に調査開始

2024年3月23日 17:31

ドジャースの大谷翔平選手の通訳を解雇された水原一平氏の違法賭博疑惑で、MLB(=メジャーリーグ機構)は22日、「正式に調査を開始した」と発表しました。

MLBは声明で、「大谷翔平選手と水原一平氏に関連する疑惑を報道で知って以来、情報収集につとめてきた」と説明した上で、「正式に調査手続きを開始した」と発表しました。アメリカメディアによりますと、水原氏の違法な賭博による損失は少なくとも450万ドル、6億8000万円にのぼるとされています。

スポーツ専門メディアESPNが行ったインタビューの中で、水原氏は、2022年末には賭博で100万ドル以上を失ったとした上で、「このことを翔平とは共有できなかった。生活費もギリギリだった。その日暮らしだった」などと話し、2023年の早い段階で損失は400万ドルまで膨れあがったと明かしていたということです。

この賭博を運営していた男性の弁護士がNNNの取材に応じ、男性と大谷選手の間に面識は一切なかったと答えた一方、男性は「水原氏からの送金が『Otani』名義だと知っていた」と明らかにしました。

賭博を運営していた男性の弁護士
「借入金と書かれた『Otani』からの振り込みのメモがあった」

男性と水原氏については日本の国税庁にあたる機関の捜査対象となっていて、今後の捜査の行方も注目されます。