絶滅危惧種ツシマヤマネコの赤ちゃん誕生 元気に母乳飲む
福岡市の動物園で15日、国の天然記念物で、絶滅危惧種にも指定されているツシマヤマネコの赤ちゃんが生まれました。
◇
小さな鳴き声でお母さんを呼び、おなかに乗ってミルクを飲む子ネコ。
15日に福岡市の動物園で生まれたばかりのツシマヤマネコの赤ちゃんです。体重は83g、性別はまだわかっていません。
ツシマヤマネコは国の天然記念物で、絶滅危惧種にも指定されています。長崎県の対馬にだけ生息していて、野生では100頭ほどしかいないと推定されています。
飼育員によりますと、繁殖が難しいといいますが…
福岡市動物園 飼育員井之上尚文さん
「母乳を飲ませているんですけど、30分ぐらい吸い付いたままでなかなか離そうとしなかったりとか、元気にしてます」
この動物園では今後、ツシマヤマネコの数を増やし、野生に返すことを目標にしているということです。